【9月14日 CNS】阿里巴巴(アリババ、Alibaba)の100%子会社である地図アプリの「高徳地図(Autonavi)」は8月下旬、「伝統的外出方式のデジタル化昇級案」を発表した。言い換えると、ネット配車の「集合型プラットフォーム」であり、ネット配車の同業他社である「享道出行(Xiangdao Chuxing)」「T3出行」などのビジネスパートナー約40社が接続している。

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「高徳」集団の董事長でアリババのパートナーでもある俞永福(Yu Yongfu)氏は、「オフラインの輸送会社の運転手、車両、輸送経験に、オンラインの外出プラットフォームの接続、技術、生態能力をつないでしまい、長所と短所を補い合い、新しい『お出かけスタイル』をつくり上げようとしている」と語る。

■なぜネット配車を集合させるのか?

 ネット配車の「集合」プラットフォームを推す理由について、「高徳」の責任者は、業界のアンバランスさを指摘する。

「顧客は出かける際にネットで配車を頼むという習慣は身についたが、この需要は満足されているというにはほど遠い。ピーク時には車は見つからず、見つかっても質的な差が大きく、安全感に欠けるなどの問題が依然存在している」という。

 どうして「滴滴出行(Didi Chuxing)」とは異なる「集合プラットフォーム」なのか。「高徳」の回答は、自動車メーカーや輸送会社やタクシー会社などが持っている伝統的な力には、シェア経済に入る上で明らかな優位性があるからだという。専門的な運転手、豊富なオフラインの運営経験、車両の合法的維持、地域に密着した経営、安全への重視などに強みがある。しかし、同時に顧客のつかみ方や技術力、オンライン経営、ブランド認知度などがいずれも弱みで、改善が待たれるという。

■市場の競合関係に変化は起こるか?

 ネットユーザーが関心を持っている焦点の一つは、「高徳」の今回の動きにより、ネット配車市場の競合関係に影響が出るかという点だ。「滴滴」のトップの座が揺らぐことがあるのだろうか。

「高徳」によると、「滴滴」は「高徳」の最も緊密な提携パートナーであるため「高徳」はオフラインの運営には一切参画せず、パートナーと利を争うこともしない。「われわれの売り上げが拡大することは、パートナーにとっても利益が拡大することを意味し、完全なウィンウィン関係だ」と語る。(c)CNS/JCM/AFPBB News