【9月17日 AFP】16日にフランスで行われた陸上の混成競技の大会で、地元のケビン・メイエール(Kevin Mayer)が十種競技の世界新記録となる9126点を出して優勝を果たした。

 フランスのタランス(Telence)で行われた大会に出場したメイエールは、9種目目のやり投げで自己ベストとなる71メートル90を記録すると、最後の1500メートルでは新記録樹立に必要だった4分49秒以内を楽々と上回る4分36秒でフィニッシュし、アシュトン・イートン(Ashton Eaton)氏が持つ9045点の記録を更新した。

 十種競技で9000点超えのスコアを出すのは、五輪2大会連続金メダルのイートン氏と、チェコの英雄ロマン・シェブルレ(Roman Sebrle)氏に続いてメイエールが3人目となる。

 26歳のメイエールは、8月に独ベルリンで行われた欧州陸上競技選手権(2018 European Athletics Championships)で、走り幅跳びで記録を残せず失格に終わっていた。メイエールはそのことを指しながら、「ベルリンの失格が逆に幸運を呼び込むかもしれないと口では言っていたが、自分でもあまり信じていなかった。だけど今は、あれが良かったんだと確信を持って言えると思う」と話した。

「タランスで世界記録を出せるなんて、自分にとっての一番美しい夢がかなった。この記録を破るのはすごく難しいが、これが僕にとって最後の世界新記録にならないことを願っている」

 世界陸上(IAAF World Championships in Athletics)で金メダル、五輪で銀メダルを獲得しているメイエールは、初日の走り幅跳びで7メートル80、100メートルで10秒55の自己ベストをマークして欧州陸上の嫌な記憶を振り払うと、砲丸投げで16メートル、さらに走り高跳びでは最後の3回目の跳躍で2メートル05を記録。400メートルで48秒42を出したことで、5種目を終えて4563点を稼ぎ出した。

 そして2日目最初の110メートルハードルを13秒75で走ると、円盤投げでは50メートル54をマーク。棒高跳びでも地元ファンの前で好記録を出し、そのまま世界新記録を樹立した。(c)AFP